■6/22「芹沢光治良と音楽と・・講演と歌の調べ」ご報告
先日(6/22)芹沢光治良生誕128年「芹沢光治良と音楽と・・・」 ~講演と歌の調べ~ 報告です。
<当日の栞>
≪栞-歌集芹沢光治良と音楽と20240622≫
<写真>
<感想>
(1)「芹沢光治良と音楽」(講演 豊田英文・朗読 深澤さえ)
・多くの芹沢作品の中にある音楽に焦点を当て、音楽の場面から、光治良先生の生き方を追求されている講演は素晴らしかった。又、若々しい女性の「朗読」も素晴らしかった。
・芹沢文学には、音楽という切り口で読まれたり、ある方は、作品「人間の運命」に、自分 の生き方を求めたり、多くの方の求めるモノが埋蔵されている。
(2)「野田ヒロ子さん歌の調べ」
・野田様の飾り気のない自然の語りで文子先生の思い出をたくさんしてくださいました。又、文子先生の好きな歌(トスカ“歌に生き、愛に生き”)や、文子先生の創られた曲(アヴェマリア)などを、玲子様のピアノの伴奏で歌ってくださいました。
・皆さん、野田さんの歌声に吸い込まれるように一心に聞かれていました。やはり、言霊(朗読・歌声)は、聴く人に直接届いてきます。
(3)「全体を通しての皆様の感想」
・作品を読むだけではなく、歌を聞くのも、美しいことに新たに気付かされた。朗読の深澤さえ様の未来へのメーッセーが込められた若々しい朗読、野田ヒロ子さんの「くちなし」の歌唱から溢れるような優しい父への慕わし心。楽しくあり、またふかく首肯させられた時間でした。 (沼津のF様)
・「人間の運命」の中に、初めて次郎が音楽に出会った場面は好きだったし、懐かしく感じました。 100年前のパリの映像には驚きました。野田さんの歌は、文子先生のアヴェマリアが胸にきました。伴奏者の青年が優しい笑みを浮かべていて、優しさを感じました。(横浜のA様)
・一部の講演と朗読は素晴らしかった。野田さんの生歌は素晴らしかった。伴奏も良かった。楽しめました。 (横浜のM様)
・遠く名古屋から参加されたご夫婦様から
久しぶりに音楽の素晴らしさを説いてくださったのが豊田様で、音楽の良さを、味を野田ヒロ子様とピアニスト様から聞かせて戴いた。本当に身も心も舞い上がるひと時を与えて下さいました。
・野田ヒロ子様の歌を聞かせて戴いてそうだ本当に文子先生と野田ヒロ子さんが一人二役をやってくださったな気がして満足致しました。
・音楽も文学も、日本の古典も繋がっている深い所を私達に気付かさせてくれました。名古屋から来てよかったなあーと思いました。(名古屋のY様)
・今日は本当に楽しい一日を過ごさせていただき有り難うございます。
豊田さんのお話しから、大昔のことから色々思い出させていただいて、胸がいっぱいになって野田さんのアベマリアを聞いた時に何かこみ上げる者がありました。父と文子と三人でオペラ「トスカ」にも行きました。その時のことを思い出して、いろんな感情がこみあげてきました。
・父は本当に音楽が好きで今度生まれたら音楽家になりたいと言っていました。それほど音楽が好きだったのです。それで、子供達みんなが影響を受けて音楽と切り離せない人生を過ごしたと思うのです。今回、来てみて本当に良かった。嬉しい一日でした。(次女の野沢朝子様)
・最初、来るのはおっくになっていたのですが、家内がどうしても行こうよといわれてそれにつられてきたのですが、来てみると心が日本晴れみたいな感じになるのです。やっぱし来てよかったなと空を見上げて、雲が情緒豊かな自分の精神を癒してくれたと思って、今日来て、良かったし、ピアニスト、野田さん皆様にお礼を申し上げたい、今日は帰りの電車はルンルン気分で帰りたいと思います。 (厚木のS様)
・玲子さん残されたピアノが、芹沢文学の愛読者の皆様にも生き生きとした音楽を聞かせ
てくれました。アランの像も芹沢先生と共にその音楽を聴いていたと思います。(調布のM様)
以上